法人ギフトはいつまで贈り続ける必要があるのか
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お世話になっている相手に贈る法人ギフト。
お中元やお歳暮で日ごろの感謝を伝えるのが日本の文化です。
法人ギフトは昔に比べて贈る習慣が減ってきたという話は珍しくありません。
経費削減が謳われる昨今、そろそろ法人ギフトを贈るのを辞めたいけれどタイミングが難しいという声も聞こえてきます。
- 突然贈るのを辞めたら失礼ではないのだろうか
- もしも辞めるならどんなことに気を付けたらいいのか
こちらではそのような悩みに役立つコラムをご紹介します。
お中元やお歳暮を贈り続ける習慣はいつまで?
一般的にお中元やお歳暮は、お世話になった相手に贈るものです。
お中元は上半期を過ぎたころに、お歳暮は師走の時期に贈るものとして古い時代から伝わっています。
日ごろの感謝を伝えるものですから、できればこの先もずっと贈り続けたいでしょう。
法人ギフトを急にやめたら・・・
- 仕事の付き合いが以前にくらべて減ってしまうかもしれない
- ほとんど付き合いがなくなってしまうかもしれない
このようにお互いの関係に変化が出てくることがあります。
また、景気がなかなか回復しないことから少しでも経費を削減したいと感じる場合もあるでしょう。
世の中は以前に比べると景気が良くなってきたという話も聞こえてきますが、実際に働いているとそれほど景気の回復を実感していないところがほとんどです。
そのため、企業の中にはお中元もお歳暮も一切贈らないし受け取らないというところも増えてきました。
お中元もお歳暮も日本の文化として大事ではあります。
しかしお互いにそのしがらみから解放されることで、変に気を使った付き合いがなくなるというメリットもあります。
ギフトで感謝を伝える期間の目途は3年
一般的にお世話になった相手に贈る場合、目途は3年と言われています。
それ以降は別の形で感謝の気持ちを伝えるというのが個人間で贈りあう一般的な話ではあります。
法人ギフトの場合はこれから先も付き合いがあるのかどうかが分かれ目になるはずです。
もちろんこれから先も付き合いがあったとしても、経済的に厳しくなってくることもあります。
贈るのを辞めるきっかけを失ってしまうと、辞めたいのに辞められないという苦しい状況になります。
できるだけ早く問題解決のために策を練らなければいけません。
贈るのをやめるタイミング、やめるときのマナーを知りたい
もしもお中元とお歳暮のどちらも贈っている場合、お中元から辞めるという方法があります。
お中元もお歳暮も一緒に辞めてしまうのは気が引けるでしょう。
- 去年はお中元とお歳暮
- 今年はお歳暮のみ
- 来年から贈らない
というように段階を踏むのです。
このとき気を付けたいのがお中元を辞めたときです。
これまで毎年届いていたものが届かなくなったことでどうしたんだろう、と思われてしまうことは必須です。
もちろん、贈ってこなかったからと言って相手が機嫌を損ねるということはありませんのでご安心ください。
まずは、お中元の代わりに暑中お見舞いのハガキを贈るようにしましょう。
今年はお中元を贈くらないということをわざわざ伝えなくても、暑中見舞いが届いたことで、取引先は状況を察するはずです。
そして同じ年のお歳暮を贈るとき、これまで熨斗にお歳暮と書いていたものを「感謝」と変更します。
お歳暮の時期に贈ったものではあるけれど、これまでお世話になった感謝の気持ちと、これからも末永くお世話になりますという両方の気持ちを伝えるのです。
そして翌年から年賀状や寒中見舞いのハガキを送るようにします。
ただし、これだけだと何となく気が引けてしまうという方もいるでしょう。
これまで当たり前のように贈っていたのに急に贈るのを辞めたとなると、相手に対して失礼な感じがするという気持ちも当たり前かもしれません。
しかし、受け取っていた側にしてみればそれほど気にしていないものです。
いまの時代ですから色々事情があるのだろうと察してくれるものなのです。
わざわざ贈るのを辞めることを伝えたことで、かえって「そこまで気を遣わなくても」と思われてしまう可能性もあります。
そこで、これで最後というお歳暮を贈るとき、熨斗の変更と共にしておくことがあります。
気持ちを伝えるためのカードを一緒に贈ると気持ちがしっかり伝わるはずです。
もちろんそのカードには、これからはお中元もお歳暮も贈りませんということは一切書きません。
そんなことを書いてしまっては相手も気分を害してしまうでしょうし、こちら側のマナーも疑われてしまいます。
あくまでもお中元やお歳暮は感謝の気持ちを伝えるものです。
カードにもこれまでの感謝の気持ちを綴るメリット
「これからもお世話になります」
「よろしくお願いします」
などという言葉をカードに加えて下さい。
これから先もお互いの関係を大事にしていきたいという気持ちが伝わります。
あとは夏になったら暑中見舞いを、年始には年賀状を忘れずに送りましょう。
そうすることでお互いの関係がこれからも末永く続いていくはずです。
お中元やお歳暮は感謝の気持ちを伝えるためではありますが、少々負担になっていると感じている企業が多いのは確かな話です。
受け取る側も贈る側も苦痛に感じている可能性もあります。
もうこれ以上はちょっと厳しいと感じたときは必要以上に気を遣うのはやめましょう。
そして暑中見舞いや年賀状にシフトチェンジしていきましょう。
お中元やお歳暮が届かなくなったからもう付き合いを辞めるなどと考える企業はほぼありません。