法人ギフトでお歳暮にはどんなマナーがあるの?
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個人的にお歳暮を贈るときと同じように、贈る相手に失礼のないようにマナーを守りたいのが法人ギフトです。
これからもお互いに取引のある相手ですから、日ごろの感謝の気持ちを込めて贈ったはずなのに失礼があっては大変です。
贈った後に気づいてフォローしたとしても、あの会社はマナーも知らないのかとこの先もずっと思われてしまわないように、この機会に法人ギフトのお歳暮マナーについて覚えておきましょう。
法人ギフトでお歳暮を贈る適切な時期
一般的にお歳暮を贈る時期は個人宛のギフトも法人ギフトも違いはありません。
お歳暮は地域によって贈る時期に違いがあるようです。
例えば関東地方なら12月1日から25日ぐらいまで、それ以外の地域は12月13日から25日ごろまでがお歳暮を贈る最適な時期と言われています。
同じ地区にある企業に贈るのなら問題はないものの、違う地域にある企業に贈る場合はそのあたりを確認してから贈るようにしてください。
ちょっと気になるお歳暮の相場のこと
少しでも経費を削減したいところなので、一般的に相場がどのくらいなのか気になります。
企業宛として相場と言われている金額は3,000~5,000円前後。
社長個人に贈るなら1万円程度ならマナーの範囲内と言われています。
複数の取引先がある場合、挨拶回りとしての相場が1,500円前後となってます。
法人ギフトのお歳暮は包み方にもマナーがある?
お歳暮を贈るとき、ほとんどはショップに包装も熨斗もすべて任せるので特に心配する必要はありません。
ギフトショップがお歳暮用に包装して、必要に応じて熨斗をつけて配送されます。
もしも挨拶回りで直接出向く場合でも、ショップで包装されたものをショップの紙袋に入れて持っていくことになりますから、特に気に掛ける必要はないでしょう。
お歳暮を持参する際の風呂敷包みのマナー
もしも直接取引先に持っていきたいという場合は、風呂敷に包んで持参するという方法もあります。
一般的なものは「お使い包み」というタイプで、風呂敷を斜めに広げてギフトを置きます。
下、上とギフトを包んだら、最後は左側と右側の先端を結ぶスタイルです。
先方に渡す時は風呂敷から出して手渡ししましょう。
「平包み」というスタイルもありますが、先ほどと同じように風呂敷を斜めに広げてギフトを置いて、あとは下、左、右、上と順番に風呂敷で包みます。
これは初心者向けの包み方と言われているので、法人ギフトとして持参する場合はお使い包みがいいでしょう。
熨斗はギフトショップにお願いすればそのシーンに合ったものを選んでもらえるので心配はいりません。
お歳暮の場合は水引は蝶結びで、表書きはお歳暮となります。
法人ギフトの添え状や送り状のこと
親しい相手に贈るなら電話などで伝えることも出来ますが、法人ギフトとなるとそれは失礼にあたるので、添え状や送り状が必要となります。
古い話になりますが、もともと送り状というのは商品の紛失や配達されないという不手際があったときに気付いてもらえるように配慮したものでした。
しかし今は商品が紛失したり配送されないという事態がほとんどありませんから送り状は必要ないのかもしれません。
ただ相手は個人ではなく仕事の取引先ですから、万が一のことを考えて送り状を送付したほうがいいかもしれません。
お歳暮に添え状をつけて贈るときのマナー
それから添え状のことですが、送り状の送る時期とギフトを贈る時期が似たような時期です。
もしかしたら送り状より先にギフトが届いてしまう可能性もあります。
これはあらかじめ日時指定をしておくことで問題解決になりますが、こちらも万が一に備えておいたほうがいいでしょう。
それが「添え状」です。
なんのメッセージもなくギフトだけが届いたのでは、心を込めたギフトとしてイメージがあまりよくありません。
先に送り状が届いていれば問題はありませんが、もしものときに備えて添え状をつけてギフトを贈るようにすれば、配慮のある会社として印象もアップするかもしれません。
頂いたお歳暮にお返しをするのはマナー?
お歳暮をいただいたとき、法人も個人も本来はお返しの必要はないとされています。
これが一般的なマナーとして広まっており、お歳暮を受け取った側はお礼状を贈ることで感謝の気持ちを伝えます。
ところが、最近ではお世話になっているという立場がお互い様だった場合、お歳暮をお返しするというケースも広まってきました。
このとき気を付けたいのはお歳暮を贈る時期です。
最初にお話ししたように、お歳暮を贈る適した時期があります。
お歳暮を受け取ってお返しをするときに適した時期がギリギリになりそうな時は少し待ってください。
お歳暮の時期に合わないならお年賀や寒中見舞いとして贈る
お歳暮をいただいたお返しという意味で送るのであれば、お歳暮として贈ることに特にこだわる必要はありません。
お歳暮なのに時期が過ぎて相手に対して失礼な印象を与えてしまうより、年を越してお年賀として贈るという方法もあります。
ちなみにお年賀は年が明けてから1月7日までに贈るのが適しています。
お年始は直接持参することがマナーになっています。
直接出向くのは難しいという場合や7日までは持参できないという場合、寒中見舞いとして贈る方法もあります。
ちなみに寒中見舞いは関東地方で1月8日から2月3日の立春前日まで、そのほかの地域は1月16日から2月3日の立春前日までが適した時期となっています。